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エアコン買い替え時の省エネ性能(運用コスト)を含めた比較
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 2023年の夏も、気温は平年並みか高くなりそうで、在宅勤務中や就寝中にもエアコンは欠かせなくなりそうです。その一方で、電気料金は6月1日から値上げされており、東京電力の料金単価表によると一般的な従量電灯B契約では、1ヶ月の電力使用量120kWh~300kwhの第2段階料金が26.5円/kwhから36.6円/kwhに38%アップ、300kwhを超える第3段階料金が30.6円/kwhから40.69円/kwhに33%アップしています。一般的に、エアコンなどの冷暖房機器を使用しない時期の1ヶ月の電力使用量は、2人家族で200kwh前後であり、エアコンの電気料金は第2段階料金、もしくはその上の第3段階料金が適用されます。

 エアコンには省エネ性能を表す指標があり、最近では2027年度目標に対して何%達成しているかを示す省エネ基準達成率と、数値が大きいほど効率が良いことを示す通年エネルギー消費効率(AFP)、AFPの数値によって5段階の☆と評価点で表す省エネ性能(多段階評価点)、年間目安電気代などがあります。簡単に比較するには、☆の数と年間目安電気代を利用するとよいでしょう。

 資源エネルギー庁によると、年間目安電気代は東京の外気温を想定し、平均的な南向き木造住宅において、1日18時間(6:00~24:00)の運転、冷房は5月23日~10月4日(135日)、暖房は11月8日~4月16日(160日)の使用条件で算出したものになっています。寒冷地などでは、地域係数(札幌では3.1など)を掛けて補正する必要があります。この年間目安電気代の単価には、値上り前の第2段階料金が使用されており、この単価を掛ける前の消費電力量が、上記の使用条件で算出した期間消費電力量と言われるもので、エアコンのカタログなどに記載されています。

 エアコンや冷蔵庫などの家電製品は、上位機種ほど省エネ性能が優れている傾向にあり、標準機種と比較して価格は高くなりますが、年間目安電気代は低く抑えられます。通常の使用で10~15年ほど使用できるため、エアコンの価格と使用年数での電気代を合計すれば、初期コストと運用コストを合わせた比較ができます。一般的には寒冷地ほど電気代が増加しますが、算出の使用条件より使用時間が短い場合は電気代は減少します。また、2023年現在表示されている年間目安電気代は、値上り前の単価で算出されており、値上り後は38%上昇しますので、この状態が続くあるいはさらに値上りすれば、上位機種の方がお得になりやすくなります。

 参考ですが、例えばリビングなどのメインで使用する最も大型のエアコンの、実際の年間消費電力量を概算で算出する方法をお教えします。各月の電力使用量を見ると季節によって変動があり、秋が最も少なくなります。この秋の電力使用量は、冷暖房機器以外の通常の電力使用量ですから、これを超過する各月の電力使用量が、主に冷暖房機器による消費電力量ということになります。この消費電力量には地域による差なども含まれます。厳密には、複数台のエアコンを使用したり、エアコン以外にも扇風機やヒーターなどを使用する場合はその分も含まれますので、必要に応じてそれらの分を割り引いてください。もちろん、おおよその1日の使用時間×使用期間(日数)を期間消費電力量の使用条件と比較して補正し、地域係数を掛けても求められます。

 このようにして、現在のエアコンの年間消費電力量の概算を算出して、そのエアコンの期間消費電力量(カタログ値)で割った稼働率を求めます。次に、買い替え候補のエアコンの期間消費電力量にこの稼働率と電気代単価を掛けて、10~15年間の電気代とエアコンの価格を合計した金額で比較します。稼働率には、この先の10~15年で在宅時間が増えるか減るかなどの生活様式の変化も加味するとよいでしょう。くれぐれも、表示されている年間目安電気代を鵜呑みにして計算せず、ご自宅の使用条件を加味して計算してください。ただし、あくまでも目安であることを理解の上、ご利用ください。

(出典:「エアコンを選ぶときには必ずチェック、統一省エネラベルを見てみよう!」(資源エネルギー庁)(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/retail/pdf/touitsu_shoene_label_221001.pdf)を元にライフプラン・シム


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