役立つコラムに新しい記事「男女別年金受給額の分布」を投稿しました。 あくまでも事実を客観的に示したものですが、ご自分の将来の年金額やライフプランに目を向けるきっかけになれば幸いです。
役立つコラムに新しい記事「男女別年金受給額の分布」を投稿しました。 あくまでも事実を客観的に示したものですが、ご自分の将来の年金額やライフプランに目を向けるきっかけになれば幸いです。
ライフプランの検討に役立つ金融知識や、シミュレーションの結果を見て、どこを改善したらよいかわからない、そんな時のヒント になる有益な情報をご提供します。年金、保険、投資、税金、ローンなど、幅広い情報をお届けします。
[注]タイトルに含まれるキーワード(語句)を1語入力してください。
1件/全1件
平成30年の住宅・土地統計調査(総務省統計局)によると、居住世帯のある住宅(以下「住宅」)の所有関係を見ると、持ち家が3280万2千戸で、住宅総数に占める割合(持ち家率)は61.2%とのことです。グラフには、1973年からの持ち家率の推移を示していますが、核家族化に伴って住宅総数は増加しているものの、持ち家率は60%前後で変わらないことが分かります。ただし、都市部の持ち家率は低い傾向にあり、東京都は45.0%、福岡県52.8%、大阪府54.7%となっています(都市部以外では沖縄県44.4%、北海道56.3%も低い)。逆に持ち家率が高いのは秋田県77.3%、富山県76.8%、山形県・福井県74.9%などとなっています。都市部では学生や単身の社会人も多く、住宅価格も高いことを反映した数字であると言えます。また、1906万5千戸ある借家ですが、その約8割が民間借家となっています。
なお、平成20年の統計データですが、持ち家率を年齢別にみると、
30~34歳:30%
35~39歳:46%
40~44歳:58%
45~49歳:67%
60歳以上:80%
となっています。収入別にみると、
200万円未満:47%
200~300万円:57%
300~400万円:59%
400~500万円:63%
500~700万円:71%
700万円以上:80%
と、年齢が上がり、収入が上がるほど持ち家率が高いことが分かります。
その他の統計データでは、空き家率の増加が目につきます。全国平均では13.6%で、最も高いのは山梨県の21.3%、次いで和歌山県20.3%、長野県19.6%ですが、移住先として人気が高かったりもします。逆に最も低いのは沖縄県の10.4%、次いで東京都の10.6%、神奈川県の10.8%などとなっています。
1戸あたりの1ヶ月家賃の平均では、東京都が81,001円(5,128円/畳)で最も高く、続く神奈川県68,100円(3,898円/畳)、埼玉県59,358円(3,276円/畳)と比べても格段に高いことが分かります。逆に安いのは、鹿児島県37,863円(2,016円/畳)、青森県38,264円(1,882円/畳)、宮崎県38,353円(1,972円/畳)と、東京都の半分以下となっています。
一方、住宅あたりの面積の平均で見ると、東京都は65.18㎡と最も狭く、次いで沖縄県75.31㎡、神奈川県77.80㎡となっています。逆に広いのは富山県143.57㎡、福井県136.89㎡、山形県133.57㎡となっており、なんと東京都の2倍以上です。こうして見ると、東京都は利便性が高い代わりに、価格も高く、狭く、住みにくいということが数字からも良くわかります。
首都圏の新築マンション平均価格はバブル期を超え、世界情勢により原材料費や燃料代も値上りする一方、賃金はなかなか思うようには上がらず、ますます手が届かなくなりつつあります。コロナ禍でテレワークが進み、ロケーションフリーな職種も増えてきている中、人生のどの時期に何に価値を置いて、どこにどのような形で住むのか、広い視野を持って見つめ直してみるのも良い機会かもしれません。
(出典:「平成30年住宅・土地統計調査 調査の結果」(総務省統計局)(https://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2018/tyousake.html)を元にライフプラン・シム作成)
1件/全1件
カテゴリ選択