電話050-3708-0046
受付時間火曜~土曜日 9:00~18:00
休業日日曜・月曜日・休日・年末年始・不定期
menu

    役立つコラムに新しい記事「健康保険任意継続の2年縛り廃止」を投稿しました。雇用された方が退職後に選択する公的医療保険において、任意継続を選びやすくなり、保険料も節約できます。詳しくは記事をご確認ください。

    役立つコラムに新しい記事「健康保険任意継続の2年縛り廃止」を投稿しました。雇用された方が退職後に選択する公的医療保険において、任意継続を選びやすくなり、保険料も節約できます。詳しくは記事をご確認ください。

役立つコラム

ライフプランの検討に役立つ金融知識や、シミュレーションの結果を見て、どこを改善したらよいかわからない、そんな時のヒント になる有益な情報をご提供します。年金、保険、投資、税金、ローンなど、幅広い情報をお届けします。

タイトルキーワード検索

[注]タイトルに含まれるキーワード(語句)を1語入力してください。

52

配当重視の株式の銘柄選定


 2021/10/12

 [資産運用]

1件/全1件

配当重視の株式の銘柄選定
Stuart BaileyによるPixabayからの画像

 株式やREITに投資しようと考え、銘柄を選定する際には、自分が好きな企業であったり、応援したい企業、今後成長が見込めそうな企業を選んだ上で、株価の変動、業績の推移、配当金、PER(株価と1株当たり純利益の比率)、PBR(株価と1株当たり純資産の比率)の値など、色々な角度から絞り込んで選定しますが、思った以上に株価が上がることもあれば下がることもあり、利益を出し続けるのは難しいものです。特に、新しい製品やサービスがリリースされたり、新たな投資や買収などが発表されたりすると株価の値上りを期待しますが、例えば海外輸出比率が高いとドル円相場やユーロ円相場の影響の方が大きかったりで、実に様々な要因の影響を受けます。何か問題が起きた時の企業からの情報発信の低さや、株主への配慮が欠けていたりしても、株価は思った以上に反応します。そういったことは事前にはなかなか読みにくいものです。

 そのような失敗を経験すると、業種が異なる複数銘柄の株を購入するなどして、だんだんとリスクを分散させたくなってきます。また、一括で購入することも値下りリスクを大きくしますから、そうすると最終的には、株価指数に連動したインデックス型の投資信託を積立てで購入すればリスクが少ない、と思うようになっても不思議ではありません。もちろん、個別銘柄を選ぶ楽しさや、上場したばかりの企業や成長期にある業種の値上り益の期待などもありますので、決して否定はしませんが、苦労の割りに思ったほどの成果は続かないのも事実と思います。そんな中で、株価値下がりによる損失リスクを少しでも減らす、安全指向の銘柄の選定方法が、配当重視の選定方法です。

 配当利回り(配当金÷株価)が高い銘柄は、株価が値下がりしてもそれなりの額の配当金を継続的に貰えますので、配当金と譲渡損益のトータルで評価することができます。例えば、配当利回り3%/年の銘柄では、凡そ4年間保有すると税引後で10%弱になりますので、株価が10%値下がりしても損は出ないことになります。ただし、配当金は利益から分配されますので、業績が悪化すると配当利回りも下がる可能性はあります。また、ご祝儀として配当金を一時的に高く分配する場合もあります。したがって、配当重視と言っても、現時点での配当利回りの高さだけでなく、長期的に利益を出し続け、配当利回りが継続的に高いことなどを選定条件に加えると、よりリスクを減らすことができます。もちろん、株価の変動など、他の評価指標も加味した上で選定してください。

 企業側から見ると、配当金をどの程度分配するかは、その企業が置かれた状況と企業戦略によります。利益を成長事業に投資してさらなる成長を指向し、株価の上昇を目指すことが株主への還元と考える企業もあれば、安定的に利益を創出して配当金を手厚くすることが株主への還元と考える企業もあります。後者は、安定経営を指向していると言え、言い換えると大幅な株価上昇は見込めないかもしれないが、手厚い配当金により安定的な利益が得られ、株価が下落したとしても損失リスクを減らすことができる、ということになります。

 なお、本記事は、銘柄の選定の考え方の一つを紹介したもので、現時点での特定の銘柄の購入を推奨する意図はありません。前述のとおり、配当利回りは常に保証されるものではなく、株価は変動し元本割れを起こす可能性があります。購入はご自分で判断してください。また、配当金や株主優待の権利付最終日(権利確定日の2営業日前)までは株価が値上りし、翌日の権利落ち日後は値下がりする場合がありますのでご注意ください。


1件/全1件

ライフプランシミュレーションがずっと無料で使えるへのリンク ライフプランシミュレーションの会員登録はこちらへのリンク
ライフプランシミュレーションでお金の課題を解決へのリンク ライフプランシミュレーションの活用事例はこちらへのリンク

全記事タイトル一覧 -新着順-

カテゴリ選択