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車両保険はどんな場合に必要か


 2023/06/08

 [保険・医療]

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車両保険はどんな場合に必要か
WikiImagesによるPixabayからの画像

 マイカーをお持ちの皆さんは任意保険に入られていると思いますが、車両保険を付加されていますでしょうか。車両保険はやや高額であるのと、保険金を受け取ると割引等級が下がって保険料が上がるため、高額な修理以外には使えず、運転に自信がある方ほど必要ないと思われるでしょう。しかし、車両へのリスクは衝突以外にもありますので、当てはまるかどうかを一度確認してみてはいかがでしょうか。

1. 車両保険の適用ケース

 一般的に、車両保険は次のような場合に適用されます。①自動車との衝突・接触、②自動車による当て逃げ、③火災・爆発、④盗難、⑤騒じょう・労働争議などによる暴力行為・破壊行為、⑥台風・竜巻・洪水・高潮、⑦落書き・いたずら・窓ガラス破損、⑧飛来・落下物との衝突、⑨歩行者・自転車・動物との衝突・接触、⑩電柱・ガードレール等との衝突、⑪墜落・転覆です。ただし、損害保険会社によって、それぞれに条件を追加することで保険料を下げている場合もあるため、契約時に確認する必要があります。

2. 車の保管場所や環境に注意

 こうしてみると、自身の運転によらないもの(②③④⑤⑥⑦⑧など)が半分以上あることがわかります。特に、車を保管する場所や環境に依存しそうなものとして、②自動車による当て逃げ、④盗難、⑦落書き・いたずら・窓ガラス破損、⑧飛来・落下物との衝突などがあります。道路に面していて車や人の通行量が多い場所や、保護できるものなどがなく誰でも近寄れたり、逆に人通りが少なく奥まっていて監視の目が届かないなど、リスクの種類と度合いによって考えるのが良いと思います。
 観光地の駐車場に停めておいたら、隣の車のドアなどが当たって凹んでいた経験もありますが、軽微で車両保険を使うほどではないことも多く、そこまで心配する必要はないとは思います。

3. 災害ハザードマップに注意

 最近では地球温暖化により数十年に一度の大雨という言葉がよく聞かれるようになっていて、明らかに自然災害のリスクが増しています。災害ハザードマップで保管場所にどんなリスクがあるか確認してください。⑥台風・竜巻・洪水・高潮の水害に該当するのは、高潮や河川の氾濫だけでなく、内水氾濫によって冠水した交差点やアンダーパスへの侵入など、思わぬところで被害を受ける可能性があります。
 この他どこでも起こりうるのは、台風や竜巻で何かが飛んできて衝突したり、ゲリラ豪雨でゴルフボール大のひょうが降ってきて、ルーフやボンネットに無数の傷がつくことなどですが、保管場所の屋根の有無や強度などにも関係してきます。

4. 高齢ドライバー、軽自動車に注意

 自然災害以外のリスクでは、高齢ドライバーのブレーキとアクセルの踏み間違いによる衝突や墜落もよく耳にします。どうしても反応が遅くなったり、足を踏みかえたつもりでも十分に足が持ち上がっていなかったり、自分で思っているよりも年齢と共にできなくなって行きます。高齢ドライバーが新車に乗るなら車両保険にも入った方が安心です。ただ、そんな心配をするくらいなら、免許を返納した方が後悔せずに済むかもしれません。
 また、これも経験がありますが、軽自動車は新車価格と比べて修理費が高くなることが多く、車両保険に入っていないと新車でも廃車にせざるを得ないケースが多々あります。

5. 地震・噴火・津波の特約と新車特約

 一般的に車両保険が適用されないのは、地震・噴火・津波を原因として被った損害です。ただし、地震・噴火・津波による損害に対して保険金を受け取れる「車両全損時一時金払い」特約などを用意している損害保険会社もあり、全損時に限って車両保険金額を超えない範囲で一定額の保険金を受け取れます。
 また、車両保険で設定できる保険金額は時価相当額になりますので、何年か経って全損になっても、新車に買い替えられる保険金は受け取れません。しかし、新車登録から5年以内等の条件を満たせば、新車特約を付けることで新車相当の保険金額を受け取ることができます。

6. 免責金額などによる保険料の割り引き

 免責金額は、保険金を受け取る際に自己が負担する金額のことで、免責金額に応じて保険料が割り引かれるメリットがあります。もともと軽微な損害では、割引等級が下がることを避けて車両保険を適用しないことが多く、高額な修理代の場合のみ車両保険を適用するなら、免責金額を設定して保険料を下げるメリットは十分にあります。
 また、損害保険会社によっては、前述の①~⑪のどのケースに適用するかを選択することで、保険料を低く抑えられる保険もあります。リスクを限定できるのであれば、活用してみてはいかがでしょうか。

7. その他

 余談ですが、経験上気を付けた方が良いことにタイヤのパンクがあります。保険金は出ないため、特に都市部ではあまり路肩に寄るのは避けた方が無難です。郊外ではパンクなど一度も経験したことがありませんでしたが、都市部では10年間で2度パンクを経験して驚きました。木ネジや釘がしっかり刺さっていて、うち1回はタイヤの角に刺さって修理不能と言われ、新品と交換しました。まだ溝の減りが少なかったためぎりぎり4本全部交換は避けられましたが、なんでこんなものが道路に落ちているのか、と思ったものでした。

 今後、自然災害による車両事故が増えると、保険料も値上りするかもしれませんが、何がどの程度のリスクなのかを正しく把握してリスクに備えておけば、後悔することが減ることでしょう。


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